去る5月31日、福島の子どもを招待して行うパートナーキャンプに関わる「パートナーの集い」が開催されました。今回は、神戸YMCAボランティア奨励賞を受賞した伊藤峻さん(福島大学)をお招きして、「福島からの声~大学生が語る福島の今」と題して、お話をしていただきました。
伊藤さんから冒頭、「これから、『私』が思う福島の今、を語りたいと思います。美味しんぼ*の問題もあります。色々な人が、色々なことを言います。だから、私が言っていることはすべてでない。それをご理解いただきたい」とお話がありました。この言葉から察する福島の現状、彼が負う重圧を感じました。
お話は「今だから『自然との共存』とは何か。今だから疑問に思う」という投げかけや、人口の流出が激しい地域、そこの公園は閑散としていて、人影が少ない。といった「今の福島」が伊藤さんの口から伝えられました。そして、「原子力発電に賛成か、反対か、それとも無関心なのか。」という質問には、参加者からも様々な意見が飛び交いました。その中でも、「反対か、賛成か。の議論の前に、もう既に何十機もの原発が存在する。それをどうやって管理していくのか。稼働しなくても、原発が無くなった訳ではない。」との意見に、議論が熱くなりました。福島だけの問題ではなく、私たち一人ひとりが、この問題について考え議論していくことが必要なのだと感じました。
第2部は予定を大幅に変更して、4~5人に分かれてのグループディスカッションの時間となりました。伊藤さんのお話を受けて、それぞれのグループで話をしました。高校生、大学生、社会人と様々な立場の、またキャンプカウンセラー、プログラムボランティア、ファンドレイジングボランティア、寄付者、そしてこれからパートナーになるためにはじめて参加した方々、という違った役割の人間が、一つの方向を向き、議論を深める。この多様性に満ちた空間は、とても素晴しいものでした。伊藤さんの言葉の通り「これは福島の復興だけではなくて、日本の復興でもあると思う。これからも皆さんと一緒に未来を創っていきたい。」という時なのだと感じました。
最後に、今井誠幸さん、麻里さん夫妻が撮影・編集をしてくださった「春のパートナーキャンプムービー」を鑑賞し、閉会しました。散会後、参加者のお一人から「今日は本当に良かった。心が震えました!」と感想をいただきました。きっとこの想いは、これからの未来へと繋がっていくのだと思います。そして必要とされている人のもとへ、このパートナーの輪が広がっていくことを願っています。
神戸YMCAディレクター:阪田 晃一
伊藤さんから冒頭、「これから、『私』が思う福島の今、を語りたいと思います。美味しんぼ*の問題もあります。色々な人が、色々なことを言います。だから、私が言っていることはすべてでない。それをご理解いただきたい」とお話がありました。この言葉から察する福島の現状、彼が負う重圧を感じました。
お話は「今だから『自然との共存』とは何か。今だから疑問に思う」という投げかけや、人口の流出が激しい地域、そこの公園は閑散としていて、人影が少ない。といった「今の福島」が伊藤さんの口から伝えられました。そして、「原子力発電に賛成か、反対か、それとも無関心なのか。」という質問には、参加者からも様々な意見が飛び交いました。その中でも、「反対か、賛成か。の議論の前に、もう既に何十機もの原発が存在する。それをどうやって管理していくのか。稼働しなくても、原発が無くなった訳ではない。」との意見に、議論が熱くなりました。福島だけの問題ではなく、私たち一人ひとりが、この問題について考え議論していくことが必要なのだと感じました。
第2部は予定を大幅に変更して、4~5人に分かれてのグループディスカッションの時間となりました。伊藤さんのお話を受けて、それぞれのグループで話をしました。高校生、大学生、社会人と様々な立場の、またキャンプカウンセラー、プログラムボランティア、ファンドレイジングボランティア、寄付者、そしてこれからパートナーになるためにはじめて参加した方々、という違った役割の人間が、一つの方向を向き、議論を深める。この多様性に満ちた空間は、とても素晴しいものでした。伊藤さんの言葉の通り「これは福島の復興だけではなくて、日本の復興でもあると思う。これからも皆さんと一緒に未来を創っていきたい。」という時なのだと感じました。
最後に、今井誠幸さん、麻里さん夫妻が撮影・編集をしてくださった「春のパートナーキャンプムービー」を鑑賞し、閉会しました。散会後、参加者のお一人から「今日は本当に良かった。心が震えました!」と感想をいただきました。きっとこの想いは、これからの未来へと繋がっていくのだと思います。そして必要とされている人のもとへ、このパートナーの輪が広がっていくことを願っています。
神戸YMCAディレクター:阪田 晃一
140531partner_meeting_.pdf |